市長メッセージ令和2年03月

 行政にとって今月3月は年度末、1年の締めくくりの月です。今年度の仕事の総仕上げ、そして新たな年度を迎える準備など非常に重要な月になります。
 職員には、4月から速やかに事業がスタートできるよう、この1か月間でしっかり準備するよう指示したところであり、皆様が『竹原市に生まれて良かった、住んで良かった、帰ってきたい、帰ってきたい、住んでみたい』と思える元気な竹原市の実現に向け、新年度、各種事業を展開してまいります。

 先日、尾道市因島で、被害家屋が30棟を超える大規模な火災が発生しました。
 被害に遭われた方に対し、心からお見舞い申し上げます。
 本市でも先月町並み保存地区内で火事がありました。
 本市には、本市の宝である町並み保存地区があることを踏まえ、尾道市で起こった非常に痛ましい災害を我が事として受け止め、火事を未然に防ぐ取組に、より一層力を注いでいくことを決意したところです。
 本市としても、広報・啓発活動に積極的に取り組むとともに、消防等関係機関と連携した一般住宅防火診断や防災訓練等を実施し、火事を防ぎ、火事から市民の皆様の命を守る取組を進めてまいりますので、皆様の更なる御理解と御協力をお願いいたします。
 また、市民の皆様におかれましては、普段から火の元への注意、住宅火災警報器や消火器の設置、カーテン等の防炎品の使用などを行っていただくとともに、自治会等を含めた隣近所との協力体制の構築による火事から命を守るための取組をお願いいたします。

 新型コロナウイルス感染症の全国での広がりを受け、本市では2月28日に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、感染拡大を阻止するため、3月2日から3月25日までの間、竹原市の公立学校において臨時休業することとしました。
 この判断について、様々な意見があるとは思いますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をできる限り抑制することが、我々行政としての使命であります。
 この影響を受ける方への負担が少しでも軽くなり、市民の皆様の不安が軽減されるよう、皆様に寄り添ったしっかりとした対応に全力を尽くしてまいります。
 市民の皆様におかれましては、手洗い、咳エチケットなど、感染症予防の徹底をお願いいたします。

竹原市長 今榮 敏彦