教育長からのメッセージ

更新日:2025年04月07日

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竹原市教育委員会 教育長 高田英弘

                  竹原市教育委員会
                  教育長 高田 英弘

   竹原市は古来より多くの人々が往来してきた瀬戸内海に面しています。そして、本市には、この瀬戸内海と日本海を往来した北前船の2つの寄港地があります。竹原では江戸時代初期から入浜式塩田による製塩業が盛んに行われ、北前船との塩の取引によって栄えました。本市が日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成自治体として文化庁から認定を受けていることの由縁です。
   また、本市は、江戸時代以降に商人たちが製塩業をはじめとした多角経営でなした財を学問や文化に注ぐことによって栄えた「文教のまち」と呼ばれてきました。
   このようなバックグラウンドに支えられながら、私たちは多様な学びを追究しているところです。
   令和2年度に先行してコミュニティ・スクールの取組を始めた3校を含め、本市では全ての学校がコミュニティ・スクールとなり5年目となります。
   ともすると、コミュニティ・スクールの制度を導入しても、地域が学校を支援する、学校の取組に協力するといった「支援・協力型」の地域とともにある学校づくりにとどまる場合があります。
   私たちが目指すコミュニティ・スクールは、学校と地域が一体となって子供たちの成長を支え合い、共に学び合う場です。これは、地域創生を視野に入れた、地域と学校が目的を共有して、協力して働き、新たな価値を創造していく「協働・共創型」の地域とともにある学校づくりを目指すものです。すなわち、学校と家庭・地域社会が「持ちつ持たれつ」の対等の関係を維持しつつ、新たなコミュニティと学びを創出するというものです。
   今日では、こういった実践が各校の特色として、芽吹いてきていたり、既に取り組まれていたりしていて、学校や地域社会の力強さを感じています。
   地域社会を海にたとえ、学校をそこに浮かぶ船にたとえる人がいます。海が涸れては船は浮かぶことはできません。
   豊かな瀬戸内海を目の前に見ながら、私たちは、人々が集う豊かな地域社会と豊かで多様な価値観を育む学校教育と生涯学習とが循環していくことを目指していきたいと思います。

          令和7年4月

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