西原健治さん・京子さん

更新日:2025年12月05日

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≪きっかけ≫
主人は三原市佐木島出身。私は東京出身で、結婚してからはずっと東京です。結婚した当時から、いつか故郷の近くへ帰ろうと話をしていたんです。

主人は東京消防庁に勤務だったので、24時間気を抜けない生活でした。引っ越しも都内の転勤で10回以上しましたが、東京はどこも人が多くにぎやかで家の前の通路には常に観光客がいる地域も。今思うと、東京での暮らしが "非日常" だったなと思います。退職を機にようやく「さあ移住だ!」と動き出しました。

≪決め手≫
他の地域も実際に行きましたが、初めて竹原駅に降りた瞬間「あ、ここが良いね」と2人で感じたんです。駅前の足元に書かれた「おかえりなさい」の言葉、それから静かで穏やかな町の風景、触れ合うたびに歓迎と温かみを感じる町の人たち、「ここだな、竹原だな新たな人生を過ごす場所は」と感じました。東京での沢山の引っ越しも、自分たちの「暮らしたい場所」に巡り合う良い経験だったと今では思えます。

初めて竹原を訪れたこの日、この移住者インタビューのページで知った Torattoria M へ行ったんですよ!先輩移住者のひと言が聞きたくて。お会計の際、シェフの室岡さんに「実は…」と私たちの事を話すと、「たけはら最高ですよ!!!」とすぐ返ってきて(笑)。「たけはら最高!」って名言ですよね。それに「みんな温かいから大丈夫ですよ」とも。ここが良い!と感じた気持ちに間違いはないと思うことができました。


新しい住まいや仕事に対する不安、本当に竹原で良い?という自問自答はやはりありました。何度か住まい探しに訪れる竹原でふっと弱気になることも。そんな時、晩酌用にと立ち寄った 前川酒店 で、90歳になる看板おかあさんに「なんとかなる、なるようになる、だいじょうぶ」って声をかけてもらったんです。この言葉で「あぁ、そうだな」とすっと気持ちが軽くなったことを覚えています。

皆さん良い所を見せるだけの言い方ではなく、本心から仰ってるなぁと伝わってくるので、居心地の良さも感じました。

人生で初めて訪れた地域への引っ越しに不安はなかったかと聞かれますが、『不安』というより『冒険へのワクワク感』がありました。地元の人と仲良く、繋がりを作っていけたらいいなとか、竹原の素敵な所にたくさん気づけるようにとか。そして、受け入れてもらえるようにという思いでした。

≪暮らし≫
スローライフとは違って、日常を自然体で暮らせています。虫の声・鳥のさえずり、早朝の雲に煙る山々、夕陽の瀬戸の箱庭。特別なことがあるわけじゃないけど毎日が充実しています。移住して半年ですが、竹原駅の"おかえりなさい"のタイルを見ると、今では自然に「ただいま」という気持ちになります。それに竹原は野菜が安くておいしい!スーパーに旬の野菜が並び、立派なぶどうも直売所で手軽に買えて嬉しいです。スーパーの野菜コーナーで季節を感じられることに感動します。

休日は二人でバイクで出かけることもあり、近隣へ色々と行ってみました。大芝島での冒険とか、とびしま海道の海の駅でうれしい出会いがあったり!遠くに行かなくても、ここには素敵な楽しみがたくさんあります。それに、行く先々で「また会いたいな」と思う人と出会えるんです。

都会暮らしから竹原においでになる方にひと言。もし夜散歩に出かける際は、街灯が少なく暗くて道の凸凹や側溝の在処が分かりづらいですので、懐中電灯とまさかの時の助けを呼ぶために携帯電話はお忘れなく(笑)!


≪移住を考える皆さんへ≫
移住先をどこにするかは、情報だけでなく自分で動いて・感じて決めるのが大切だと思います。仕事も暮しも楽しむことも、焦る必要はないですがやはり動くことが大切だと感じます。そして「何をしたくてここに来るのか」を考えることも。

瀬戸内地域へ移住をご検討の皆様。ぜひ竹原にも遊びに来てください。『たけはら最高ですよ!!!』
 

 


 

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