竹原浄化センター

更新日:2022年01月14日

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自然の循環システムをサポートする竹原浄化センターの外観写真。逆さの台形や長方形の形をした施設がある

 竹原浄化センターは、放流先である瀬戸内海の水質規制を守るため、凝集剤併用型ステップ流入式多段消化脱窒法による窒素・リンの高度処理に対応した水処理施設です。
 周辺の景観に配慮し、水処理施設の上部には瀬戸内海の波をイメージした屋根を設けております。
 また、研修・交流施設を別棟で建設(写真左側)し、名称を市民の方々から募集し「ふれあいホール」と命名しました。この「ふれあいホール」は水・人・心のふれあいを通じ、広く公共下水道に対する理解を得る事を目的としております。

竹原浄化センターのしくみの図

浄化センターの水質状況

 家庭から排出された汚水が浄化センターで綺麗な水になり、瀬戸内海へ放流するまでを紹介します。

 

(水質状況)流入水

濁った汚水の写真

  これは家庭から排出された汚水です。

  ここからスクリーンユニットに行き、汚水の中のゴミを取り除きます。

 

(水質状況)反応タンク第1脱窒槽

メスシリンダーの中に濁った水が入れられている写真

反応タンク第1脱窒槽にて採取した汚水(処理前)

メスシリンダーの中に上部がやや濁り、下部に濁った汚水が沈殿している写真

処理後の汚水(1時間後)

最初沈殿池から送られてきた汚水は、まず反応タンクの第1脱窒槽に入ります。この槽は無酸素槽で、窒素の除去を行います。
反応タンクは4つの槽に分けられており、第1脱窒槽から第1硝化槽、第2脱窒槽から第2硝化槽へと汚水が送られます。

 

(水質状況)反応タンク第2脱窒槽

メスシリンダーの中に濁った汚水が入っている写真

反応タンク第2脱窒槽にて採取した汚水(処理前)

メスシリンダーの中に入れられた、上部は透きとおり、下部は濁りが沈殿している汚水の写真

処理後の汚水(1時間後)

第1硝化槽から送られてきた汚水は第2脱窒槽にきます。ここでは最初沈殿地の汚水も流入しています。このように汚水を分割して流入(ステップ流入)させることにより汚濁負荷が均一化され窒素除去の効果が高まります。この槽も無酸素槽で、窒素の除去を行います。

 

(水質状況)反応タンク第2硝化槽

メスシリンダーの中に濁った水が入っている写真

反応タンク第2硝化槽にて採取した汚水(処理前)

メスシリンダーの中に上部はかなり透きとおっており、下部は濁っている汚水が入っている写真

処理後の汚水(1時間後)

第2脱窒槽の汚水は第2硝化槽に送られてきます。この硝化槽は好気槽で、有機物の分解・アンモニアの消化を行います。
竹原浄化センターは凝集剤併用型ステップ流入式多段消化脱窒法を採用しています。この技術は窒素及びリンの同時除去を目的とした技術です。窒素除去を目的とした反応タンクに凝集剤(PAC:ポリ塩化アルミニウム)を添加し、リンの除去機能を付加しています。

 

(水質状況)放流水

メスシリンダーの中に透きとおった水が入っている写真

様々な過程を経てこのようにきれいな水になります。

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 下水道課
〒725-8666 竹原市中央四丁目8番17号
電話番号:0846-22-7751
ファックス番号:0846-21-8001
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