郷賢祠

更新日:2022年01月14日

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町内に設置されている2本の石柱と祠の白黒写真

市史跡

  • 所有者 竹原市
  • 所在地 田ノ浦二丁目
  • 指定 昭和38年9月13日

郷賢祠は、その名称のとおり、郷土の賢人を祠ったものであり、それもいわゆる竹原の町人文化をになった人々が中心となっています。

郷賢祠は文政10年(1827)下市出身の藩校教授であり、郡代官である頼杏坪によって創始されました。杏坪は儒学の教えを政治面に実践しようとした人で特に思想・教育方面から封建社会の秩序を維持しようとしました。当時、幕藩社会の秩序は動揺しはじめていました。杏坪がこの時点で郷賢祠を祠ったのは、過去の失われていく上層町人を中心とした文化的伝統を確認しておく記念碑をつくることであったと思われます。

明治24年創立者頼杏坪を、同32年中村三理を追祠し、合わせて22神となり今日に及んでいます。

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