忠海八幡神社社叢

更新日:2022年01月14日

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巨大な鳥居とその後ろにあるクスノキ、ウバメガシなどの樹叢の写真
忠海八幡神社社叢の概要
名称 忠海八幡神社社叢
よみがな ただのうみはちまんじんじゃしゃそう
指定種別 国天然記念物
指定年月日 昭和11年9月3日
所在地 竹原市忠海中町三丁目7-15

忠海八幡神社は開発八幡神社とも呼ばれ、貞観18年(879)に勧請されたと伝えられています。

本殿をを囲うように広がる社叢が国の天然記念物に指定されています。社叢を構成する樹木は主にモッコクです。

モッコクはツバキ科に属する常緑小喬木で、樹姿が優美なことから、古くから庭木として用いられてきました。その分布はインド、中国南部から台湾、沖縄、日本の南部まで及びますが、この社叢にあるような大木は稀です。

樹叢中にはクスノキ、ウバメガシ、クスドイゲ、ツルマサキ、コバノジュズネノキなどがあり、この地が昔は直接海岸に突出していた自生の海岸樹叢であったことを物語っています。
指定当時、樹叢内のモッコクは60本を数え、そのうち周囲2.2メートルを超えるものは10本を下らず、高さ20〜30メートルに達していました。モッコク樹林の組成は、背高い樹木だけでなく、地面に近い植物まですべてが常緑樹となっています。

見学の際は、根土を踏み固めないようご注意ください。

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