復古館頼家住宅(ふっこかんらいけじゅうたく)

更新日:2022年01月14日

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木でできた低い柵の中に佇む一階が木造、二階が白色であり、屋根に瓦のある建物の写真

国重要文化財

  • 所有者 個人
  • 所在地 竹原市本町三丁目7-26
  • 指定 昭和63年12月19日

春風館の西側に隣接する建物で、春風の孫、三郎が安政6年(1859)に分家する際に建てられました。三郎は春風の養子である小園(しょうえん)の三男にあたり、小園以来、「兼屋(かねや)」を屋号としていました。

復古館の主屋の建物は、春風館と同じく、茶人「不二庵(ふじあん)」の設計によるものと伝えられています。
大小路の通りに面した店棟は明治16年(1883)の建築で、店の間には「蔀帳(ぶちょう)」がそのまま残されています。店棟から主屋棟への空間が坪庭となり、その二棟をを玄関の間がつないでいます。主屋の座敷より縁側で囲まれた庭の北側に揚げ縁でつながれた茶室(祠堂=明治37年建築)があります。

春風館が竹原頼家の文化面を担当したのに対し、復古館は塩田経営や酒造業などの経済面を担当しており、敷地内には幕末から明治にかけて酒造業を営んでいた頃の臼場・米蔵・室蔵・新座敷(現在の旧光本家住宅)が配されています。

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