福田のししまい

更新日:2023年11月09日

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全身が黒く口が赤い獅子とその周囲を取り巻く袴の男の子、それを見守る観客たちの写真

県無形民俗文化財

  • 保持者 福田の獅子舞保存会
  • 所在地 福田町中谷稲生神社
  • 指定 昭和56年4月17日

福田町の稲生神社への奉納の芸能で、江戸時代中期、四国の伊予、讃岐方面より伝承されたと伝えられる獅子舞。その年12歳になる4人の男児が各谷より選ばれて厳しい訓練を受け、神童となり、32通りに打ち分ける太鼓に合わせて親子の獅子がたわむれて舞う姿は可憐で気高いものです。

この福田町では、本来のものを伝承し、次第に舞楽的要素を強くしています。このことは同じ芸能を取り入れながら、その地域の生活環境のちがいが郷土芸能を次第に変化させていった貴重な例です。古来一頭の獅子に太鼓打ちの少年二人の組合わせでしたが、昭和33年市制を施くや「呉竹の獅子舞」として広く紹介され、その頃から構成が倍加していきました。獅子舞と共に古形を保つ32通りの多様な獅子太鼓を併せ持つ獅子舞は全国にもその例が少ない貴重な芸能です。

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