忠海町祇園祭みこし行事

更新日:2022年01月14日

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ハッピを着た人々が大人数でみこしを持ち上げようとしている写真

県無形民俗文化財

  • 保持者 忠海祇園みこし保存会
  • 所在地 忠海町字鳥居町祇園社
  • 指定 昭和59年11月19日

貞観元年(859)建立と伝えられる忠海開発八幡神社の境内に祀られている祇園社の祭に行われるものです。この年20才になる男子が、輿守(こつ)さんとして、先輩の祭領や、相談役の指導のもとに、足洗い、七日祇園、祇園祭と、行事を進めていきます。祭礼当日は、鉢巻き、ハッピ、白足袋のいでたちではっぴの背に、大小様々な猿のぬいぐるみをつけ、それを取った人は、一年間無病息災であると云われています。

みこしのまわし方に特徴があり「堅廻し」「立てり担ぎ」「座り担ぎ」「とっちゃげ」など輿守さん長の采配に合わせて、古来よりの規則に従って、みこしをまわします。そのみこしの動きは、まるで、八岐(やまた)大蛇(おろち)が、のたうつようであり、すさのおうの(みこと)の凱旋の喜びを現したものと伝えられています。終日忠海町内を太鼓に合せてまわしながら「チョッサじゃ、チョッサじゃ」と練り歩き、夜も更けてきてほら貝の音で、祇園社へ還御(かんぎょ)されます。人々はお別れを惜しんで、老いも若きも、みこしを担ぎ何度も行きつ戻りつするが、夜も更けて20才になる娘さんの歌声に誘われて還御します。

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