駕篭(かご)

更新日:2022年01月14日

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畳部屋の中央に置かれている漆塗りの駕篭の白黒写真

市重要文化財

  • 所有者 勝運寺
  • 所在地 竹原市忠海町4291
  • 指定 昭和46年12月27日

翫月山勝運寺(曹洞宗=禅宗)は、浦宗勝公の菩提寺として、元亀元年(1570)2月に起工、天正9年(1581)10月に完成し、寺領300貫を寄進し、手厚く保護されていました。
勝運寺御開山のおり、以天圭穆大和尚が山口鳴滝月光山泰運寺より乗ってこられた駕篭といわれ、高さ112センチメートル、幅80センチメートル、長さ97センチメートル、漆塗りの立派なものです。

浦宗勝公

兵部丞と称し、初め萬菊丸、又は新四郎、父は賢勝。高祖浦氏実は沼田小早川宣平の七男で、浦氏を創始し、忠海賀儀城に拠り浦郷を治めました。
宗勝は小早川隆景の水軍の将として、村上水軍を率い厳島合戦や、山口の戦、秀吉の四国攻め、九州攻め、或いは文禄の役などに出陣し、手柄を立てましたが、朝鮮出兵中病気となり築前に帰り養生をしましたが、遂に天正20年(1592)66才で没しました。一寺を建て(宗勝寺)遺髪は勝運寺に葬り、菩提を弔いました。

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