日本遺産
日本遺産北前船 連続公開オンラインセミナー
竹原市が認定を受けている日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に関する連続公開オンラインセミナーが開催されます。
今回は11月11日(金曜日)に開催されます、第5回セミナーの情報を掲載させていただきます。
第5回セミナーは中国・四国編となり、竹原市も参加いたします。
ご参加を希望される方は、下記の開催案内及び開催要項をご確認のうえ、お申込みください。
日本遺産「北前船寄港地・船主集落」
日本遺産(Japan Heritage)とは
「日本遺産(Japan Heritage)」とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを、文化庁が認定するものであり、竹原市は令和元年5月20日に、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の追加認定を受けました。
日本遺産「北前船寄港地・船主集落」は、複数の市町にまたがるストーリーを認定するシリアル型の日本遺産で、各市町に北前船に関連する文化財があります。平成29年4月に11市町でスタートし、現在は全国48の市町が構成自治体となっています。
日本遺産「北前船寄港地・船主集落」のストーリー
日本海や瀬戸内海沿岸には、山を風景の一部に取り込む港町が点々とみられます。そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建っています。
港町の社寺には、航海の安全を願って奉納された絵馬や船の模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。
これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落としての風情を現代に伝え、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやみません。
北前船とは
江戸時代の中頃から明治30年代にかけて、西廻り航路で大阪と北海道を往復した商船のこと。
一度の航海で莫大な利益を生み出した。
北前船と竹原
竹原市内では、竹原と忠海に北前船が寄港した記録があります。
竹原では主に塩の買い付けを行い、忠海では周辺から集められた様々な物資を取引していました。
北前船は、竹原の塩を遠く東北や北海道にまで運んでいったのです。
竹原市の日本遺産構成文化財

1.竹原市竹原地区伝統的建造物群保存地区(重要伝統的建造物群保存地区)
北前船の商人による塩の買い付けなどで繁栄した竹原の町並み。

2.旧吉井家住宅(竹原市重要文化財)
北前船の船乗りたちが宿泊した竹原一の塩問屋の邸宅。

3.常夜灯群
北前船の入港の目印となった常夜灯群。

4.市立竹原書院図書館資料群
北前船の商人たちとの交易記録や塩の販売記録等を記した古文書群。

5.紙本著色竹原絵屏風(竹原市重要文化財)
北前船の商人による塩の買い付けなどで繁栄した竹原の町並みを描いた絵屏風。
日本遺産関連事業
日本遺産「北前船寄港地・船主集落」追加認定記念行事
令和元年6月19日に追加認定記念行事を実施し、市内外から200名以上の方に御参加いただきました。
認定記念行事におけるくす玉開披と講演会の様子
日本遺産関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 文化生涯学習課
〒725-8666 広島県竹原市中央五丁目1番35号
電話番号:0846-22-2328
ファックス番号:0846-22-8460
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更新日:2022年10月19日