市長メッセージ令和4年1月27日(2期目を迎えるにあたって)

更新日:2022年02月02日

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2期目を迎えるにあたって

   去る12月19日に執行されました竹原市長選挙において,市民の皆様から御支援をいただき,引き続き2期目4年間の市政運営を担わせていただくこととなりました。

   改めて,私に課せられた使命と責任の重さに身の引き締まる思いであり,初心を忘れることなく,市民の皆様の声を謙虚にお聞きしながら,本市の住みやすさ,暮らしやすさに磨きをかけ,総合計画に掲げる将来都市像「元気と笑顔が織り成す 暮らし誇らし、竹原市。」の実現に邁進してまいります。

 

   現在,本市は本格的な少子高齢化と人口減少に直面しており,これらが更に進行することにより,生産年齢人口の減少による地域活力の低下,コミュニティの衰退,公共経営のダウンサイジングなどの社会経済環境の変化が見込まれることから,これまで本市の財産を活かしたまちの個性や魅力の創出に取り組んでまいりました。今後はアフターコロナを見据えながら,これらの個性や魅力を更にブラッシュアップするとともに,まちに眠るポテンシャルを持った地域資源を掘り起こし,共有・活用していくことで,観光振興や産業の活性化を図り,交流人口や関係人口の増加などに繋げていくことが必要と考えており,これらの実現に向け,以下の4つの「活かす」まちづくりを進めてまいります。

 

1  人を活かすまちづくり

   本市には,これまで多様な人生経験をされてきた高齢者のほか,時代の変化を敏感に捉え対応することができる若者世代,更には各方面でいきいきと活躍される女性が多数おられることから,こうした方々の知恵,発想力,行動力を結集させるとともに,たけはらファンクラブの会員をはじめとする本市を応援してくださる方々とも連携しながら,賑わいや活力を創出するまちづくりを推進してまいります。

2  地域を活かすまちづくり

   本市には,瀬戸内の恵み豊かな自然環境や広島空港,山陽新幹線,山陽自動車道といった高速交通体系に近接する地理的利点があるほか,町並み保存地区や大久野島に代表される内外に誇れる観光資源,更には本市の強みであるお互いの顔が見えるコミュニティや住民同士の固い絆といった掛け替えのない地域資源もあることから,これらを活かしたプロモーションを積極的に展開し,大都市圏などから人を呼び込み,企業誘致や観光交流,さらには移住・定住の促進に繋げてまいります。

3  歴史・文化を活かすまちづくり

   本市には,先人の努力により保存・継承されてきた歴史的建造物や数々の貴重な文化財を始め,竹原の礎を築いた塩田・酒造業の伝統,地域における独自の祭りなどによって形成された歴史的風致などを背景として,頼家三兄弟,池田勇人,竹鶴政孝や文化勲章受章者の今井政之氏といった優れた人材が輩出してきた,という歴史と文化を有しており,これらを活かした竹原らしさを感じるまちづくりを進め,その魅力を発信しながら,観光業や地場産業の振興を図ってまいります。

4  市民の声を活かすまちづくり

   近年多発している大規模災害や新型コロナウイルス感染拡大の局面などにおいて,市民の皆様から不安や心配の声が多数寄せられております。こうした緊急事態下のみならず平常時においても,市民の皆様の声に耳を傾け,きめ細やかな対応が図られるよう体制を構築するとともに,貴重なご意見を踏まえ,適宜,市政運営の検証や改善を行いながら,より安全・安心なまちづくりを推進してまいります。

   また,こうした市政運営の基本的考え方に基づき,以下の4点を今後の主な施策の方向性としてまいります。

   1. 竹原らしさを感じるまちづくりによる活力・賑わいの創出

   2. 元気な産業の育成と福祉の充実による誰もが輝く社会の構築

   3. 子育て支援の充実・学びの場の提供による人材の育成

   4. 生活基盤の整備と生活環境の確保による安全・安心で快適なまちづくり

 

   これら4つの柱のもと,直面する重要課題である「豪雨災害からの復旧・復興」「防災・減災対策」「新型コロナウイルス感染症への対応」「庁舎移転問題」「財政健全化」にスピード感を持って取り組むほか,シティプロモーションや観光客の誘致,地域資源の高付加価値化などによる賑わいの創出,民間事業者と連携した雇用の確保と人材育成の支援,結婚・妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援の充実,防災・減災対策など,様々な取組を推進し,持続可能なまちづくりの実現に向け邁進してまいります。

 

   市民の皆様が一体となって築き上げてこられた私たちのふるさと「竹原」の豊かな自然,美しい景観,有形無形の伝統文化や歴史資産などを次世代に守り伝えながら,目まぐるしく変化する社会経済情勢から生じる諸課題にも的確に対応し,誰もが住みよさや誇らしさを実感できる「元気な竹原市」として更に前進させるべく,今後も市政運営の舵取り役としての使命と責任を果たすため,市民の皆様とともに「オール竹原」でまちづくりに全力で取り組んでまいりますので,引き続き,格段の御支援と御協力をお願い申し上げます。

 

令和4年1月27日

竹原市長 今榮 敏彦

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