市長メッセージ令和7年1月1日
市民の皆様へ
明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
皆様には、平素から竹原市の行政及びまちづくりの推進に、格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は、元日に石川県能登地方を襲った大地震や、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震をはじめ、全国各地で異常気象の影響により発生した自然災害が猛威を振るいました。
被害を受けられた全ての皆様にお見舞いを申し上げますとともに、被災地の1日も早い復興を願うところであり、改めて、災害に対する平素からの備えが重要であることを痛感した一年でもありました。
本市は、平成30年及び令和3年の大雨により大きな被害を受けた二級河川本川の流域治水対策をはじめ、市内各所において、防災・減災に向けた実効性のある対策を推進しており、引き続き、国及び広島県と連携を図り、安全安心な、災害に強い社会基盤の構築に取り組んでまいる所存であります。
一方、昨年夏に開催された2024パラリンピックに、ゴールボール男子日本代表として出場した、竹原市出身の田口侑治さんが、見事金メダルを獲得されるという大変喜ばしい出来事がありました。
高い守備力で日本のゴールを守り、ゴールボール男子日本代表に初の金メダルをもたらした偉業は、私たち竹原市民をはじめ、日本中に大きな感動と勇気を与えてくれました。市民の皆さんとともに、田口さんの今後のご活躍を期待したいと思います。
さて、本年1月6日から、いよいよ新庁舎での業務がスタートします。
これもひとえに、市民の皆様をはじめ、関係者の皆様方のご理解とご支援の賜物であり、深く感謝申し上げます。
これまで使用していた旧庁舎は、建築後約60年が経過し、施設・設備の老朽化や耐震性の不足など、行政サービスの拠点施設として大きな課題を抱えていました。
新庁舎の整備にあたっては、災害時においても、庁舎機能を維持できるよう非常用電源の整備や、重要な機械設備の上階への設置などにより、新たな防災拠点としての機能を強化するとともに、機械設備の省エネ化を図るほか、市民の皆様が利用しやすい施設として整備いたしました。
この度の新庁舎完成を契機に、より質の高い行政サービスの実現を目指し、市民の皆様の期待にお応えできるよう、職員一同、決意を新たにしております。
今後、旧庁舎を中心としたエリアの再整備について、市民ニーズに添った図書館・市民ホール・子育て支援施設などを再編することで、市民の皆様の日常的な居場所として、多世代で交流するための拠点となる複合施設整備を進めてまいります。
現在、市民ワークショップや中学校・高等学校の生徒をはじめ、高齢者の皆様までの幅広い世代に対するアンケート調査を行うなど、多くの皆様からご意見をいただきながら、複合施設へ導入する機能や施設の配置計画、新たに誘導すべき民間機能などを検討しております。
また、整備に向けて、民間事業者の優れたノウハウを最大限活用できる手法やコストの縮減を図ることを目的として、市と民間事業者が連携して事業を推進する、いわゆる「官民連携事業」について具体的な検討を進めており、早期の供用開始に向けた取組を着実に推進してまいります。
市民の皆様には随時、進捗状況などの事業に関する正確な情報をお知らせし、これまで以上に丁寧で分かりやすい説明に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
国内外における社会経済情勢の変化や、本市を含め地方における人口減少・少子高齢化への対応など、多くの課題がある中、着実に市政を推進するため、本市が目指す将来都市像「元気と笑顔が織り成す 暮らし誇らし、竹原市。」の実現に向け、引き続き尽力してまいりますので、本年もより一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
さて,令和7年は十干十二支で言う「乙巳(きのとみ)」にあたります。
「乙(きのと)」は困難があっても紆余曲折しながら進んでいくことを表し、「巳(み)」は蛇のイメージから「再生と変化」を表していることから、「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく年」になると言われています。これまで取り組んできた各種施策が、更に展開し、竹原市と市民の皆様がより発展していくことを切に願っております。
結びに、本年一年、竹原市が平安な年であり、全ての市民の皆様にとりまして幸多き年となることを祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
令和7年1月
竹原市長 今榮 敏彦
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更新日:2024年01月01日