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普明閣・お籠堂

 市重要文化財

  • 所有者 西方寺 
  • 所在地 竹原町上市 
  • 指定 昭和62年12月26日

    
西方寺普明閣

 もとは田中町に在る禅寺で地蔵堂の隣にありました。現在地には、もと禅寺の妙法寺があり、慶長7年(1602)に火災で焼失し、翌年、妙法寺跡のこの地へ移り、浄土宗に改宗しました。境内には、本堂、鐘楼、庫裡、法界地蔵堂、山門などの建築が建ち並び、境内の前面には、一見城郭を思わせるような壮大な石垣があって、錚々たる寺観を呈しています。

 本堂は棟札により元禄15年(1702)に再建され、本堂の背面突出部は明治23年に付加されました。入母屋造、一重、平入、本瓦葺、前面と側面前方を吹抜とし、側柱には太い敷桁を載せるだけの簡単な構造をしており、江戸中期のこの地方の仏堂の典型的形式をもつ、貴重な建築です。須弥檀は禅宗様式。

 西方寺本堂横の高台に位置し、宝暦8年(1758)の建築で、西方寺の地に妙法寺があった頃の本尊であった、木造十一面観音立像(県重要文化財)を祀っていたものを再建したもので、方三間宝形造、本瓦葺の二重屋根、舞台作りとなっています。(舞台も主屋と同時期)

 普明閣は建立年代は新しいものですが、特異な屋根形式と優れた細部意匠を持ち、竹原市の景観の中心となる重要な建築です。 

 普明閣の傍らには、籠堂があり、また境内には、麻刈墳(江戸時代の竹原の俳諧の記念碑)、道工彦文歌碑(1694〜1735年、竹原出身の歌人)などがあり、代々町年寄として町の発展につくした吉井家や、多数の町人学者の墓も祀られています。 

 普明閣にのぼれば、竹原の町を一望することができ、竹原に来た人は古今を問わず、必ずここにのぼると言う重要な場所であり、また竹原の町のどんな所からでも、普明閣の建物が望まれるという景観上大切な建物でもあります。 


西方寺普明閣


 

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